ちょうど田植えシーズンなので堰によって用水に流れる水量がほとんどで、堰からはほぼ流れ落ちていない。その水位ながら、昨秋台風19号の濁流は中洲を流し去り、大きな水面を作っていた。カヌーエリアが画期的に大きくなっている。水深測量は、10Mメジャーに錘をつけた手作りレッド測量で行ない、鞍掛山神戸層露頭岩沿いの最大水深は、2.4Mと思いの外浅い河床になっていることが分かりました。台風19号による、上流からの土砂堆積・流木沈埋の影響があったものと推察されました。写真1.鞍掛堰下流風景と、土砂堆積・河畔林を撤去した現状河況(下流の「飛び石」も再現しています!)写真2.親水護岸の雁木(船だまり)に着岸したカヌーなど4艘写真3.オジサン達が、自由に操船しカヌーやカヤックの操船可能範囲を調査しました
親水護岸にある雁木(カヌー着岸階段)の周辺は、現況把握より鞍掛山遊歩道からの土石流により埋められ、そこを起点に、その後の台風の激流が本流から外れた用水入口付近に堆積したものと考えられ、雁木先の砂利川岸より底をこすりながら出ていくしかない状態となってしまった。
現在通行止めの遊歩道の修復が優先されるとは思うが、雁木まで一定の水深が確保できる様にしていただきたいものだ・・・。(比企自然学校 櫻井代表の評価)。