GW真っ最中の4月30日(日)、入間川の菅間堰(川越市・川島町)で稚アユの放流調査が、快晴の中で行われました。
主催はNPO荒川流域ネットワークで、入間川水系への自然溯上アユ復活事業として毎年この時期に標識アユ放流イベントが行われて、埼玉西部地域の各市民団体からの応援・協力を得て実施してきました。今年はGWに加えて快晴も手伝い、老若男女の参加者は82人と盛況裡に進行しました(約4,200尾の放流)。
この川越市・川島町の間にある菅間堰の下流は、まもなく荒川に合流し東京湾へと繋がる。上流は入間川、小畔川、越辺川に分流し、その越辺川に都幾川が合流している。都幾川には未だ魚道が整備されていない農業用水堰が多く、今後3年間で3つの堰に埼玉県東松山農林振興センターの設計・工事で魚道が整備される予定です(『川の国埼玉はつらつプロジェクト』)。この堰の魚道を通らないとアユは溯上できないのだ。残念ながら、これまで埼玉県の『まるごと再生プロジェクト』で整備され、東松山市の主導でオープンした「鞍掛清流の郷」まではまだアユは溯上できていない。
今後整備が進み、私達の比企地方の身近でも、天然アユが見られるようになることを期待し、川づくりに協力していく予定です。
写真1.東京湾から荒川を遡上してきた天然稚アユ
写真2.アブラビレ切除(標識)のレクチャー
写真3.市民団体の協力による標識作業