任意団体「市野川を再生させ隊in松山」が環境学習支援として7年前から継続してきた、東松山市立新宿小学校6年生(3クラス、65名)の「市野川の生きもの調査と水質判定」を実施しました。市民環境プロジェクトに登録しているイベントであるため、今年度から当協議会が引継ぎました。
当日の支援スタッフは比企の川づくり協議会4名、加藤PTA会長、東中学校の生徒3名で支援活動を行いましたが、市野川の草刈業務が7月より開始されたこともあり、河川内に不法投棄されたバイクなどの大型ゴミの撤去作業も、前々日より県土整備事務所・草刈業務受託会社と協働して実施致しました。 写真1⇒不法投棄物撤去作業
環境学習(生き物調査)は、例年より出現数も減っており魚類でコイ、ギンブナ、ナマズ、タモロコ、モツゴ、ヌマチチブ、トウヨシノボリ、ジュズカケハゼの8種、甲殻類で、テナガエビ、スジエビ、アメリカザリガニ、ヌカエビの4種類が確認されましたが、モクズガニやクサガメなどは採捕されませんでした。 写真2⇒水槽の生き物同定作業猛暑のため早めに河川敷から体育館に移動し、(常温アルカリ性過マンガン酸カリウム酸化法による)簡易パックテストCOD(低濃度)で都幾川、市野川、滑川のCOD(化学的酸素要求量)を測定しました。東松山市を貫流する3河川の水質比較を行ない比較的汚濁の進んだ滑川・市野川の数値(7ppm以上)と流量も豊かで清流に近い都幾川の数値(2ppm)を比較して水質環境の現状を把握してもらいました。 写真3⇒水質判定結果を説明して頂く先生と協議会会員