1.施工者:東松山農林振興センター、土地改良区
2.現場説明(入間川釘無橋下流 左岸)
消波ブロックは、全体的に地盤沈下を起こしアユ、その他魚類の遡上が不可能なため、左岸側に流路(魚道)を、26年度渇水期(冬季)に竣工した。
渇水期にも拘わらず、コンクリート現場打ちによる流路の地点毎流速はそれぞれ異なっており、最大流速は約1.5m/s程計測されたので、豊水時・平水時に稚アユが遡上可能かどうか、27年度に目視観測していく必要がある。階段状に造成したプール溜り、現場作りの突起状制水工は、流路護岸と流速減衰効果をもたせた工法というものである。
入間川の大臣管理区間で、最大障害物であった菅間堰のアユ遡上障害物は、すぐ上流の寺山堰(棚田式魚道竣工済み)と併せて、取り敢えず解決されたものと思われるので、今春のアユ遡上期が楽しみである。
笹井堰の現場打合せ協議の写真は、以下の添付PDFをクリックして下さい。
⇒菅間堰・笹井堰の魚道見学、打合せ協議.pdf