特定外来種コクチバス対策

本協議会では、都幾川上流の槻川で、特定外来生物=コクチバスの駆除活動を行なっています。
 
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2012/10/18

都幾川水系でのコクチバス繁殖の現状把握へ向けて

| by:管理者
 当協議会の有志で進めている「コクチバス駆除」のエリア拡張を目指して、
今回は、都幾川支流の雀川砂防ダムの止水域において実施してみました(写真1)。
作業打合せ中のメンバー
 写真1 コクチバス駆除作戦会議
 
 10月3日(水)当会の有志6名と、ときがわ町住民1名の6名が、左岸の
ダムサイトに集合し、3人乗りカヌーを接岸できる右岸から、測量用レットと
刺し網(2mもの)を準備して、湖岸・ダム提体付近へカヌーを乗り入れた
(写真2)。
ダム湖に浮かぶカヌー。3名が乗船して作業を行っている。
 写真2 カヌー乗り入れ
 
 レット測深(SoundingLead)によれば、湖岸付近は4~5m程度であるが、
ダム湖中心の最大水深は約10mと以外に深い水深であった。重力式コンク
リート砂防ダムの高さは約25mほどであるから、半分ぐらいの堆砂が進んで
いるところであった(写真3)。
カヌーからダム湖の水深を測っている。
 写真3 ダム湖水測深作業
 
 バス採捕のために、刺し網等は使用できないことが分かり、湖岸・提体端場
から、2人のテンカラ釣りによって、バスの確認を行うことに方針を変えて、ミミズを
餌とした棹釣りを実施することになった。湖水は、連日の台風襲来で濁って
おり、コイなどの魚影は確認できたが、1時間ほどのウキ釣りにはアタリが全然
なかったことを報告致します。作業を終えて、集合写真です(写真4)。
陸にあげたカヌーの横で、のぼり旗「川の調査実施中」を持って集合写真。6名。
 写真4 作業を終えて、集合写真

 今後、確実なコクチバス駆除へ向けて現場協議を行った結果、これまで
実施してきた、槻川栃本堰(小川町)での継続駆除を続けることとなった。
産卵床に産み付けられた今年の稚魚は、既に15cmほどに成長しているので、
河川での採取をめざした投網による採捕と駆除に力点をおくようにしたいと考えて
おります。
 釣り好きのお知り合いへお声がけして頂き、特定外来種バス駆除活動へより
一層のご支援をお願いする次第です。

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