3月21日(春分の日)、熊谷市南部を東流する和田吉野川の多自然川づくりへ向けて、埼河連・熊環連の呼びかけで平塚自治会・ホタルを保護する会・エコネット熊谷・中央漁協・比企の川づくり協議会の市民・住民団体のメンバー約20名が、熊谷市平塚自治会館に集まり全体の連携強化を計りながら、熊谷県土整備事務所への要望・協働していくための第1回目の会合を開催した。
当地の河川改修の第一眼目は洪水常襲地帯での「治水」にあるが、国道407号より上流は「橋の架け替え以外は、現状の河川形態を維持する」「コンクリート工法は最小にして、石積み・土羽を基調にする」ことを強く要望していくことが確認されました。
当地の用水路では、ゲンジボタルが生息するので、わざわざ都心からカワニナを盗みにきている者達も多く、これらの保全につながる河川改修や、右岸側の2~300mの長さの河畔林(クヌギ・コナラなど)の保全・管理を期待したいなど、多くの住民希望が述べられた。漁協組合員の方からは、オイカワやコイなどの繁殖が維持されることを期待したい(ウグイは、見られないとのこと)などの意見も述べられた。
埼河連の大石・小林・山本代表理事の方々からは、今後4月末までに第一回目の要望書を取りまとめ、概略設計を発注・設計を担当する熊谷県土整備事務所へ提出し、問題提起、協議等を行うこと。9月末までには、設計修正も含くむ第二回目の要望書の取りまとめを行うこと、などの概略活動スケジュールが確認されました。
写真;熊谷市「平塚自治会館」で、市民・環境団体の協議風景
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